・嫉妬





暗く、ひどく狭いこの箱の中
気配で察する。
また自分ではない、誰かが食べ手の元へと
去って行くのを。

その度に
胸に渦巻く
黒く染まった感情―
人は
これを
何と呼んだだろうか

この暗闇にも似た感情を―










題して『廃棄君、他のパンたちに嫉妬する、の巻』。
廃棄君は男らしいし、コラムで大活躍ですし、大好きです。


2007/2/11